W不倫から、幸せな再婚を迎えることができた男女もいます。
お互いに違う異性との結婚をしている状況から、好きな相手と一緒になる未来を掴むために必要なステップと準備期間を完全紹介します。
ダブル不倫ならではの、注意しなければならないこと、離婚までに守るべき事も併せてご紹介しますので参考にしてください。
成功体験談を踏まえてあなたが幸せな未来に向かえるように努力しましょう。
目次
W不倫する既婚者同士が一緒になるための気持ちを高め合うきっかけになる出来事とは
お互いの立場に共感するようなとき
ダブル不倫に走るきっかけは人それぞれ違いますよね。
しかし、夫や妻のことが大好きで、相手に何の不満もなければ、普通は不倫をしようとは思わないでしょう。
やはり、何かパートナーとの関係の中でうまくいかないことがあったり、自分だけが努力しても空回りしてしまい、家庭外の恋愛を求めてしまうことがあるのでしょう。
例えば、パートナーと心の距離があって寂しいとか、会話がない、セックスを拒否されているなど、何らかの理由があって不倫する人の方が多いですよね。
もちろん、体だけが目的の浮気であれば、夫や妻のことは大好きだけど、他の人ともセックスしたいから不倫をするという軽い気持ちの人も沢山います。
しかし、パートナーとの離婚を考えるくらい、本気の不倫の恋に落ちる時は、それなりの理由があるものです。
そして、相手のそんな気持ちに共感したとき、「離婚して一緒になれたら」という気持ちが高まります。
モラハラ気味のパートナーの言動に傷つけられていたり、パートナーが自分に無関心だったり、経験してみないとその辛さって分かりませんよね。
自分も同じような経験をしているからこそ、相手の立場に共感できるのです。
そして、相手の中に自分を見た時、ダブル不倫のカップルは、本気で離婚を真剣に考えることもあるでしょう。
ピンチのときに支えてくれる
自分がピンチのときに誠心誠意支えてくれると、相手のことをかけがえのない存在として認識するでしょう。
普通は結婚している相手がそんな風にパートナーを支えるものですが、夫や妻から、「あなたの苦しみには全く無関心」という態度をされると、気持ちはすーっと冷めますよね。
例えば、自分の親や身内に何かあった時、自分の血縁の者じゃないからと、全くいたわりの気持ちも見せず、関心も示さないようなパートナーもいるでしょう。
一方、そんな時に、不倫相手の彼の方が、あなたの気持ちを気づかい、一生懸命支えになろうとしてくれると、心がぐっと動きますよね。
何かあった時こそ、人の本性や本音って見えてくるものです。
子供の独立
子どものことを考えると、なかなか離婚に踏み出せないという不倫カップルも多いのではないでしょうか。
特に、思春期の子供がいると、離婚で家庭をごたつかせたくないと、自分の思いをぐっと押し殺している女性もいるのではないでしょうか。
ですが、大学進学や就職、結婚などで、子どもが親元を離れるタイミングは、親としても自分の新たな人生に踏み出すきっかけになりやすいですよね。
そこまで子供を育て上げたのですから、あとは自分の人生を思い切り生きてもいいのではないでしょうか。
ただ、子供を産んだ年齢によっては、子どもが独立する頃には中年期も過ぎていて、次のステップに踏み出す気力がない…と嘆く人もいるかもしれません。
でも今は人生100年とまで言われる時代です。そう考えれば、50代、60代でもまだまだ先は長いと言えるのではないでしょうか。
再婚を目指すW不倫カプルが第一段階として進むべき大事なステップと心得
女性側は経済的な自立を目指す
ダブル不倫をしていて、将来は彼と再婚できたらいいな、と考えているのなら、女性側も経済力をつける必要があります。
離婚したときに子供を引き取りたいのであれば、離婚後は自分が家計を支え、子供の教育費も稼がなくてはいけません。
たとえ養育費がもらえたとしても、夫の不倫が原因で離婚するわけでもないのですから、ダブル不倫がバレたときのことを考えると、それをあてにしない方がいいのです。
まずは離婚をしなければなりませんから、子供を引き取りたいなら、きちんと経済力をつけましょう。
今まで夫に金銭的には面倒を見てもらっていて、離婚後はすぐに不倫相手の彼に面倒を見てもらおうなんてムシが良すぎますし、相手の男性も人に頼りっぱなしの女性と分かれば興味を無くすかもしれません。
それに、不倫相手の男性側が、あなたと同じタイミングですぐ離婚できるとは限りませんよね。
本気で離婚したいのなら、きちんと仕事をして自分が大黒柱となって子供との生活を支えていくという強い決意を持ちましょう。
男性側もお金がかかる覚悟を
ダブル不倫では、男性側も家庭を持っていますから、彼が離婚するにもお金がかかります。彼にもあなたにもその覚悟はあるでしょうか。
自分の不倫が離婚の原因と指摘されるようなことになれば、慰謝料プラス月々の養育費がかかってきます。
あなたと再婚したとしても、家計から元妻との間の子供へお金が出ていくのです。
お金のことって、一緒に生活してみないとなかなか分かりません。
相手がどれくらい稼いでいて、どんなふうにお金を使っているのかは、不倫関係のうちは見えてこないでしょう。
なので、再婚してから、お金のことで「こんなはずじゃなかった」と、ケンカの原因になることもあるのです。もしも不倫がバレての離婚ということになれば、慰謝料などもかかってきます。月々の養育費も当然の責任なのです。
ですから、その辺りは、本気で離婚から再婚を目指すのであれば、二人で腹を割ってきちんと話し合っておいた方が、後でもめることも少なくなりますし、最初からお金のことが話し合えないなら、結婚生活は多難になるでしょう。
きちんと先のことを相談し合えないなら、離婚を早まらなくていいかな、という気持ちになる人も出てくるのではないでしょうか。
子供たちのことを真剣に考える
親としては、子供の心が傷つくのは最も避けたいことですよね。
離婚するからと言って、全ての子供が不幸になるわけではありませんが、子供というのは自分の両親に理想や幻想を抱くものですよね…。自分の親はどこの親よりも愛し合っていて、その上で自分が生まれたと信じるのが子供です。
ですから、親の実際の事情など、察することができなくて当たり前なのです。今時の子供は大人びていると言いますが、自分の親に対してはどうしても理想を持ってしまいがち。なので、自分の子どもを過信しない方がいいのです。
そして、不倫相手と子供を天秤にかけるようなことは絶対にNG。
不倫相手の男性は、家庭を持っている大人。子どもはあなたの愛なしでは生きられない存在なのです。
ですから、離婚をするなら、DV夫などの子供にも明らかに分かる理由がない限り、子供はどこかで傷つく、ということは覚悟しておきましょう。
ただ、離婚したことで母親がもっと幸せになるなら、いつか子供は分かってくれるでしょう。
そのためにも、離婚の際は、不倫相手のことは当然ですが子供には悟られないようにすることも大切です。「お母さんは男ができたからお父さんを捨てたんだ」という捉え方をされないように十分気を付けましょう。
大人にならないと、男女の本当のところなんて想像もつかないものですから、子供の繊細な心を一番大切にできるようにしてください。
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既婚者同士の不倫から離婚、そして再婚に至るまでの準備期間はどのぐらい?何を準備すべき?
数年かかることもある
ダブル不倫が最高潮に盛り上がっているからと言って、すぐに今のパートナーと離婚して、再婚へと焦って突き進んでも、あまりいい結末を聞いたことがありません…。
離婚から再婚への流れが速すぎると、周りの気持ちを無視し、傷つけていることが多いからです。
自分たちさえ幸せになれればいい、という身勝手な生き方では、再婚後お互いを思いやることもできないのです。なので、不倫相手と再婚していざ生活が始まると、思っていたような幸せな生活が送れず、関係が破綻するというケースも多いのです。
ですから、ダブル不倫の相手といつか一緒になりたいと望んでいるなら、数年ぐらいのスパンで物事を考える必要があるでしょう。
子供の進学などのタイミングや、女性も経済的な自立ができるようになることなど、きちんと調整しないといけないことは山ほどあるはずです。
一時の燃え上がる感情で離婚を決めてしまうと、お互いに後悔することになります。
本当に愛し合っているなら、数年なんて逆に言えばあっという間です。
そして、愛が揺らぐことはないはずです。お互いを本当に運命の相手だと信じられるのであれば、冷静に理性的に、離婚への道筋をつけましょう。
事情次第ではすぐに離婚もアリ
例えば、夫や妻がDVをしたり、家庭内別居状態など、明らかに夫婦関係を終わらせた方がいい理由があるなら、すぐに離婚するのもアリでしょう。
ただ、相手にも同じように離婚をせがまないことが条件です。
そもそも、離婚と再婚は別の話と考えた方がいいのです。
再婚のために離婚しても、再婚後、うまくいかないことも多いのです。
離婚したい理由がはっきりしているなら、個人の判断としてすぐ離婚するのは全然OK。ですが、相手にも「私も離婚したんだからあなたも離婚してよ!」と強制するのはNGです。
どんなにお互いが愛し合っているダブル不倫だとしても、すぐに離婚できるかはそれぞれの状況次第。
相手の事情によっては、あと数年、子供たちがある程度の年齢になるまでは、と決意しているかもしれませんし、今すぐ離婚するのはどうしてもムリということもあるのです。
ですから、一人の大人の女性として、「あなたと再婚したいから、私は離婚したんだからね!全部あなたのせい!」というのは、絶対にやめましょう。
男性側をなえさせることになりますし、それがきっかけで不倫関係が終わりを迎える可能性もあります。
しばらく一人になってみる
離婚後はすぐ再婚せず、しばらく独身生活を過ごす方が、その後の生活にいい影響を与えることもあります。
まず、結婚することのいい点、悪い点がはっきり見えてきますし、次の結婚生活にそれを活かすことができるでしょう。
さらに、すぐに再婚してしまうと、「離婚前から不倫していたのかも?」と周りや親戚などから詮索されてしまいますが、独身生活を過ごすことで、そんな疑いをかけられるリスクを避けられるでしょう。
今の時代、たとえ実際に不倫していたとしても、それを周囲に気取られないほうがいいに決まっていますよね。自分だけでなく、相手の男性にとっても、その方がいいでしょう。
なので、すぐに再婚せずに、一定期間一人でいるのも、一つの作戦でしょう。
もし子供がいるなら、子供も「お母さんは新しい男と一緒になりたいから離婚したんだ」と傷つくこともありませんし、あなたも一人になることで、不倫相手の男性のことを、もっと客観的に見つめなおすこともできるでしょう。
そして、そのためにも、自分や、いれば子供も養えるだけの経済力をつけましょう。
そうすれば、仮に不倫相手の男性とうまく行かなくなったとしても、さっぱり別れることができ、また新しい恋に向かうこともできるのです。
W不倫カップルが一緒になるためにお互いに気を付けなければならない離婚までの注意点
パートナーからの恨みは最小限に抑える
不倫がバレた上での離婚となると、夫や妻はひどく傷つきますし、あなたや彼を激しく恨むことに繋がるでしょう。
不倫された側の体験談などを読んでいると、何年経っても相手に対しての憎しみが消えず、苦しむことも多いようです。
もちろん、不倫される側に原因がある場合もあり(DV、性格の不一致、セックス拒否など)、一概に被害者とは言えない部分はあるでしょう。
しかし、離婚という事実ができてしまえば、「自分は被害者」という意識は余計強くなるのです。
ですから、離婚するにせよ、不倫がバレない方が誰にとってもいいに決まっていますよね。
ダブル不倫でお互いが本気になり、離婚を決意したのなら、パートナーに不倫がバレないように、細心の注意が必要でしょう。
もし、仮にバレた場合は、泥沼化は避けられません。
思い合っている二人は周りが敵だらけと思えばさらに燃え上がるかもしれませんが、その陰で傷ついている人たちがいることを忘れてはいけません。
その上で、誠心誠意の対応を心がけるしかないのではないでしょうか。
子供の心のケア
お互いもしくは、どちらかに子どもがいるなら、子どもの心のケアは最重要です。
離婚の際は、大人同士の感情のぶつけ合いなども起こりがちで、ついつい子供のことは後回しになってしまうことも。
しかし、自分の両親が言い争ったり、激しく憎み合う姿を見て傷つかない子供はいません。その子供のその後の恋愛観や結婚観などにも暗い影を落とすこともあります。
ただ、子どもは自分が親からきちんと愛されていると感じれば、なんとか乗り越えてくれる柔軟さもあるのです。離婚話が実際に動き始めたときこそ、子供のことをよく見つめ、話をし、子供にも言葉を尽くして説明しましょう。
そして、離婚しても子供への愛情が変わらないことを伝えること。
そうすれば、いつか大人になる過程で、あなたの気持ちが理解できるときがくるはずです。
離婚は大人たちだけの問題ではないのですから、子どもを甘く見ず、子供の心をいつも思いやってください。
不倫相手との本当の相性の見極め
自分が夫と離婚したいだけなのか、本当に不倫相手との未来を望んでいるのか、きちんと自分の心を見つめなおすことも大事です。
離婚して一人になるのが辛いとか、経済的に厳しいなどの理由で、不倫相手の男性に依存しようとしているなら、安易に離婚しない方がいいでしょう。
そんな気持ちで再婚したとしても、結局今の夫と同じようなことになる可能性は高いです。
夫とうまく行かず、逃げ場を求めているだけなら、不倫相手にはすがらず、まずは自分が一人でも生きていけるように、仕事をすることです。
子どもがいるなら、子供も一緒に養えるように、あなたが働くしかありません。
あなたが仕事をしていて、一人でもきちんと生活できる状況にあるなら、夫と別れたいと思っているなら、不倫相手の彼との再婚を考えなくても、離婚してもいいのではないでしょうか。
もし、一人になるのが寂しいという気持ちで離婚をためらっているなら、経済的なだけでなく、精神的にも自立しましょう。
そして、その上で、不倫相手の彼との再婚についてきちんと考えた方がいいでしょう。
離婚と再婚がぐちゃぐちゃになってしまうと、不倫相手との本当の相性をきちんと見極めることができなくなってしまいます。
離婚→再婚という流れを決めず、とりあえず夫と別れたいなら離婚をし、一人で(もしくは子供と)新しい生活を始めましょう。
その上で、それでもやはり不倫相手の彼のことを愛していて、彼も同じ気持ちなら、次のステップに踏み出した方がいいのではないでしょうか。
W不倫から離婚を経て不倫相手と最高の再婚に至った成功体験談
離婚後時間を置いてからの再婚
30代後半からダブル不倫をしていたAさんが再婚したのは、一人息子が成人してからなので、不倫が始まって8年ほど経ってからでした。
できちゃった結婚をした夫とは、そりが合わず、幸せな家庭とは程遠かったと言いいます。
「言葉が通じないっていうか、何を話していても平行線で。元夫はいわゆるイケメンで、私のひとめぼれだったんですが、話や価値観が合うかなんて全く確かめないまま、できちゃった結婚したんです」
Aさんは、年々離婚したいという気持ちが強くなっていたので、子供が小学生になると、正社員の仕事を探して働き始めました。そこで会ったのが、現在の夫の和男さん(仮名)でした。
和男さんも結婚していましたが、子供はおらず、奥さんもバリバリ働いていました。
和男さんはイケメンというわけでもなく、Aさんよりも年下だったので、最初はただの後輩としか思っていませんでしたが、話していて妙にウマが合うと感じるように。
「元夫とは会話もほとんどなかったので、話せる男友達ができたのがとにかく楽しくて」
そのうち、二人で飲みに行くようになり、お互いの事情をぽつぽつ打ち明け合うようになりました。
和男さんの妻はとにかく毎日忙しくて、和男さんにあまりかまってくれないこと。奥さんは稼いだお金を家計にほとんど入れず、一人で海外旅行をする趣味に費やしていることを知りました。
Aさんも夫との会話が成立せず、子供にもあまり関心がない夫なので、父親がいても、まるで母子家庭のような雰囲気が辛いことなどを素直に打ち明けたのです。
お互いにパートナーと心が通じ合っていない寂しさを抱えた二人が恋に落ちるのは時間の問題でした。
Aさんにとっては、和男さんと過ごす時間は体の関係よりも、話が弾むことの方が楽しくてしかたなかったと言います。
ただ、すぐに離婚して和男さんと再婚というのは、息子の気持ちや周囲の目を考えると、全く考えていなかったと言います。
それよりも、まずは以前からずっと考えていた離婚をすることを目標にし、さらに仕事や子育てを頑張ることにしたのです。
そんなAさんを和男さんはそっと支えてくれたと言います。
和男さんは、Aさんが自分に離婚を求めず、一人で頑張ろうとしている姿にますます惚れたそうです。
「Aちゃんは僕に『離婚して』と一言も言ったことはありません。僕の方は、そう言われればすぐに離婚していたと思います。でも、Aちゃんが子供のことを一番に考えていることがよく分かったので、彼女を影からでも支えたいと思ったんです」
Aさんは子供が高校生になったころ元夫と離婚しました。息子さんも父親に対しては色々思うところがあったらしく、全く反発などはなかったそうです。
それから一年後に、和男さんも離婚。それでも二人は、息子さんが成人するまでは籍を入れないと話し合って決めたのです。
和男さんは言います。
「僕が子供が欲しい人間だったら、すぐにでも再婚したかもしれません。でも、Aちゃんに子供がいれば、それでいいかなって。今では、彼は自分の息子のような気持ちですし」
二人が一番にAさんの子供の気持ちを考えて行動したこと、そして離婚後すぐに再婚しなかったこと、Aさんが不倫の前から離婚に向けて行動していたことなどが功を奏したパターンと言えるでしょう。
もし、夫との不仲があなたを不倫に走らせたような経緯があるなら、夫との離婚と、不倫相手の再婚は別の物ときちんと線引きした方が、結局はいい選択ができるのかもしれません。
パートナーのありがたみが分かるまですぐに再婚しない
Bさんがダブル不倫にはまったきっかけは、結婚して3年後には、もう夫とセックスレスになってしまったから。
Bさんはまだ30代前半だったのに、夫から相手にされず、もう女として終わってしまったように思えて、耐えられなかったと言います。
「子供も欲しかったし、何よりももう夫に女性として見られていないのが辛すぎて」
そんなとき、同窓会で大学時代の恋人だったトモヤさん(仮名)と再会します。
就職と同時になんとなく距離ができて、別れることになってしまったトモヤさんも、すでに既婚者でしたが、再会して顔を見た瞬間、懐かしい気持ちと共に、ドキドキしてしまったと言います。
「トモヤとは嫌いで別れたわけではなかったし、夫とはもう男と女というより、兄妹とかただの家族の一員になっていたので、恋愛したい気持ちを持て余していたんでしょうね」
Bさんとトモヤさんは同窓会の帰りに二人きりで飲みに行き、次第にデートを重ねるようになりました。
「トモヤの方は私と別れてからずっと好きな人ができなかったみたいです。でも、数年前に知人の紹介でお見合いのような形で出会った人と結婚して、子供も生まれたばかりで。
ただ、奥さんは近所にある実家に帰ることも多くて、二人で会う時間には困りませんでした。それに、夫は私に無関心だったので、夜遅くなっても全く何も言われませんでしたね。
そのころは、夫にも何となく外に愛人がいるんじゃないかなと感じていたので、向こうがその気ならこっちもって、半ばやけくそみたいな気持ちもあったのかな」
Bさんにはトモヤさんの家庭を壊すつもりもなく、ただ自分の満たされない気持ちを埋めて欲しかっただけだったそうです。
しかし、トモヤさんの方がBさんに激しくのめり込み、離婚したいと言い出すことが増えたそう。トモヤさんはBさんのことを別れてからもずっと好きだったようです。
「私の方も、夫に未練はなかったから、離婚するのは時間の問題でした。でもトモヤには子供がいて、父親としての責任はあるから…」
Bさんは色々悩んだ挙句、トモヤさんと再び別れることを決意します。
トモヤさんは別れたくなかったので、二人はもめにもめましたが、ある程度子供が大きくなるまでは、父親としての責任を果たすべき、というBさんの説得に最終的にはうなずいたのです。
トモヤさんと別れた後は、心にぽっかり穴が開いたような気持ちになったというBさん。そんな中、夫の不倫も発覚し、バタバタと離婚が決まりました。
Bさんも仕事をしていたので、経済的な不安はそれほどありませんでした。ただ、自分は一生子供も持たずに一人で生きていくのかなと思うと不安になり、転職してさらなるキャリアップを目指します。
ただ、また一人暮らしに戻ってみると、気楽だけど寂しさは身に染みたと言います。
「猫でも飼おうかな…なんて思うくらい、部屋では一人でぼーっとしちゃって。元夫とはうまく行かなかったけど、やっぱりまたいつか結婚したいなという気持ちは湧きましたね。色々と一人でじっくり考える時間になったとは思います」
そんなとき、共通の友人を通して、トモヤさんが離婚したことを聞きます。
奥さんが子どもを連れてさらに実家に入り浸るようになり、トモヤさんだけ蚊帳の外になっている生活に耐えられなかったそうです。
自分から別れを切り出した手前、トモヤさんに連絡を取るのはためらわれたと言うBさんでしたが、恋人に戻れなくてもいい、一人の友人としてトモヤさんと付き合い続けたいと勇気を振り絞って電話をしたのです。
電話をもらったトモヤさんも、離婚後の環境の変化に戸惑っていた頃で、Bさんからの連絡が嬉しかったようです。
トモヤさんもすがるものが欲しかったのでしょう、毎晩Bさんの元を訪れるようになり、すぐにでも再婚してBさんと一緒に暮らしたがりました。
しかし、Bさんは離婚後の一人の生活で学んだことも多かったので、トモヤさんにも少なくとも一年は再婚せず、自分の気持ちを整理し、本当に自分と再婚したいのか、考えてもらうことにしました。
その間、二人は普通の恋人同士のように付き合いを続けました。ケンカもしましたし、結婚してまた元夫や元妻とのようなことにならないか、不安もありました。
しかし、一定期間お互いに一人で暮らしてみることで、パートナーがいることのありがたみが分かり、再婚した今、二人の間に子供もでき、幸せに暮らしています。
離婚して勢いですぐ一緒に暮らしたりせず、お互いが自分自身を見つめなおす期間があったからこそ、お互いの大切さがより身に染みているとBさんは感じているそうです。
子供の理解があった
実際に手を挙げる暴力はなくても、モラハラ気質の夫に長年悩んできたCさん。
パートはしていましたが、やはり経済的には、子どもが大きくなるまでは離婚できないと考え、毎日夫の顔色を見て暮らしていました。
そんな中、パート先の上司にあたる幸太郎さん(仮名)と、ふとしたきっかけでよく話をするようになりました。幸太郎さんには奥さんと、もう独立している娘さんがいました。
夫と違い、幸太郎さんは辛抱強いタイプ。いつも優しく、どんな人にも平等に接するところに魅かれたCさん。
ただ職場で幸太郎さんの顔を見るだけで夫に傷つけられた心が癒されるような気持ちがしたと言います。
「深い関係になりたいとは全く思っていませんでした。ただ、彼の顔が見られるだけでよかったんです。
でも、ある日、私が朝、夫にひどいことを言われて落ち込んでいたんですよね。
そんなとき、彼から『Cさんが人の嫌がる仕事も率先してコツコツ頑張っているところ、ステキですよね』と言われて、つい涙が出てしまって…」
幸太郎さんはCさんの涙に驚き、「悩みがあるなら聞きますよ」と言ってくれました。そして、二人は帰りに居酒屋に飲みに行くことになりました。
そのことがきっかけで、お互いの家庭の事情をより深く話し合うようになっていった二人。
実は幸太郎さんの妻も、自分の方が稼ぎがいいことで幸太郎さんを見下したり、何度か外に男を作ったことがあったそう。
居酒屋でお互いの悩みを打ち明け合うことが何度か続きました。そして、二人はまるでお互いの傷をなめあうように、深い関係になっていきました。
ただ、お互いパートナーとは別れたいと思っていても、子供がいる身。
幸太郎さんの方は娘さんも独立しているからまだよかったのですが、Cさんの娘はまだ高校生になったばかり。教育費のことや、娘の動揺を考えると、離婚をするわけにはいかないと思っていたのです。
しかし、母親の変化に一番敏感に気づいたのは娘さんでした。
父親からひどい言葉をぶつけられ、苦しんでいることにも気づいていたので、「お母さんが離婚したいならしていいよ。私もついていく」と言ってくれたそう。
そして、Cさんは幸太郎さんに離婚を求めてはいませんでした。
パートを掛け持ちしてでも、娘をちゃんと育て上げるつもりで離婚を決意します。
夫の方は、まさかCさんから離婚を切り出されるとは思っていなかったらしく、ひと悶着ありましたが、さんざんモラハラをしてきたことを娘から指摘され、娘が大学を卒業するまで養育費をもらうことで決着。
離婚をしてから人が変わったようにぱっと明るくなったCさんは、以前にもまして張り切って働くようになりました。そんな様子を見て、幸太郎さんも離婚を決意します。
自分も妻の顔色をうかがって生活するのに疲れたと気づいたと幸太郎さんは言います。
その後、娘が無事に大学に入学し、Cさんの元を離れます。
その頃には、うすうす母親の恋人の存在に気づいていた娘が、「次はお母さんが幸せになる番だよ」と、幸太郎さんとの再婚を後押ししてくれました。
その後、晴れて二人は一緒になれたのです。不倫関係になって5年目の年です。
Cさんの場合は、娘が自分の父親を客観的に見て、母親が離婚したくなるのも無理はないという理解があったので、うまく行ったケースと言えるでしょう。
ただ、子供の精神年齢って、個人でかなり違うものですよね。子どもっぽい大学生もいますし、大人のような考え方の中学生もいるでしょう。
ですから、子供の心の成熟度によっては、母親の離婚→再婚にいつまでも反発するようなタイプもいます。
ただ、明らかに父親に非があるようなケースでは、逆に子供が母親の味方になってくれることで、再婚がスムーズにいく場合もあります。
そして、母親が子供の気持ちを最優先にするからこそ、子供もそれに応えてくれるというパターンは多いです。
もしこれが、自分の気持ちばかりを優先して、すぐに不倫相手と暮らし始めてしまうようなら、子どもは自分が大切にされていないと感じ、再婚できたとしても、必ず新しい父親に反発するでしょう。
既婚女性の不倫の場合、子供がいるなら、何よりもまず、子供の気持ちを優先させましょう。それが、再婚後の生活がうまく行く秘訣と言えるでしょう。
子ども連れで再婚するならなおさら、一番大切なのは子供という意識がないと、うまく行かない部分が出てきてしまうでしょう。
離婚と再婚は別物です
ダブル不倫の相手と再婚したいと願う女性もいるでしょう。
夫との関係に不満があり、不倫相手の彼と出会わなかったとしても離婚していたと思えるなら、まずは夫と別れるための行動を起こしましょう。
ただ、彼と一緒になりたいから、それまで何の不満もなかった夫と別れようと思っているなら、少し注意が必要です。
不倫と言っても、恋愛は恋愛。結婚のような生活とは違うものです。
彼の方も、限られた時間の中で、あなたにいい顔しか見せていないでしょうし、あなたもそうではないでしょうか。恋だからこそ燃え上がる部分もあるのです。
夫とだって、出会ったころは、毎日でも会いたくて声が聴きたくて、苦しいくらいの思いを抱いていたのでは?ただ、生活を共にするうちに、お互いの存在が空気のようなものになり、激しい気持ちを抱けなくなるのは当然のことなのです。
ですから、性格の不一致や、DVをされる、モラハラ気質など、元々夫と離婚したいというならそうした方がいいと思いますが、ダブル不倫の相手との再婚を夢見て離婚するなら、少し立ち止まって考えてみましょう。
不倫相手の彼の方にも、同じような決意があるならまた話は別ですが、彼の方は全く離婚など考えておらず、自分だけが先走って離婚した挙句、彼がその重い気持ちに耐えきれず逃げていくことも十分考えられるのです。
不倫相手の男性との相性は、もっと長く一緒に時間を過ごしてみないと本当のところは分かりません。
生活を共にすれば、夫以上にうまく行かなくなることもあり得ます。一緒に暮らすパートナーと言う視点から、不倫相手の彼を見てみることも重要だと言えるでしょう。
なので、夫との離婚と彼との再婚を同時進行で考えず、きちんと線引きをした上で、一つ一つ問題をクリアしていきましょう。